複業の最初の始め方 ご紹介

複業の概要

複業をやってみたいけど、最初はどうやるんだろう?」と思っている方へ、オススメな複業の始め方を以下ご紹介してみたいと思います。

まず、副業?複業?の違いですが、例えば、会社にお勤めの方が、
・スポット的に、収益を得る活動をするのが副業
・もう一つの本業として、並行して継続的に活動するのが複業
が定義のようです。
また、複業で報酬を得ないものがプロボノと呼ばれています。

その複業ですが、始め方としては、
・フリーランス向けのサイト(例:ランサーズ)で、仲介さんから業務(例:補助金申請作成)を請け負う
・マッチングサイト(例:YOSOMON!)で、会社さんと出会って業務を請け負う
・複業支援サイト(例:パソナの複活)で、フィールドワークを行い、提案書を通して会社さんから業務を請け負う
の大きく3パターンがありますが、最初の方へのおススメは3番目になります。
(理由として、自己分析 ⇒ 地域や企業理解 ⇒ 提案書 ⇒ 面談とプロセスがしっかりしていて、その都度都度でのQ&Aなどが充実しているので、一つ一つ確実に進めることができます。)

ちなみに「本業で勤めている会社が副業禁止」の場合は、金銭を受け取らないプロボノでの契約もできますので、プレッシャーも少ないですし、最初はプロボノでやってみるのが良いと思います。
(相手の会社さんも、無報酬で一緒にできる方が良いパターンも多いと思います)

複業支援系での具体的な進み方

具体的な話の方が分かりやすいと思いますので、 PASONA JOB HUBさんの複活を事例に以下説明をします。

まず、複業支援系はいつでも募集を行っているわけではなく、年に2~3回程度の募集となりますので、募集のタイミングをまず調べてみるのがオススメです。
複活でいえば、9月にエントリーが始まり、12月以降から複業スタートとなります。(年によってタイミングは変わると思いますので、下のHPを定期的にご確認頂くのが良いです)

旅するように「はたらく」 JOB HUB LOCAL

まず、エントリータイミングの前に、どの地区(例:長野?静岡?)を希望するか?を考えます
複活のHPに参加される企業さんの情報があったらそのHPを確認する、その地区の商工会議所や複活の支援を行っている方の所属HPやSNSなどをみる、など事前に地区と会社の情報を調べましょう。
そして、タイミングがきたらエントリーを申請します。

エントリーを申請すると、少し経ってからプロフィールシート(希望地区/自己紹介/志望理由/特技等)が送られてきますので、自分が複業に応募する理由やここで成し遂げたいことなどを、自己分析し、文章化しましょう

プロフィールシートを提出して2週間程度経ってから、チェックインイベントが行われます。企業の代表の方が自社の説明や課題を自分の言葉でご説明して頂けるので、話を聞きながら、自分はどう役に立てるのか?どの会社さんに提案をするのか?を考えます

チェックインイベントから2週間程度経ちますと、フィールドワークが行われます。オンラインもしくは現地開催となりまして、自分が提案を出したいと思っている会社代表の方のところへ行き、さらに詳しく、会社が抱えている課題や一緒に解決していきたいことなどについて、Q&Aを行い、双方向の理解を深めてきます。色々な会社の話を伺いたい方は、とにかくたくさんの会社を回り、ある程度会社さんを絞っている方は、その絞った会社の話をじっくり伺うなど進め方の自由度はあります。
提案書の項目(提案理由/感じた課題/地域の課題/解決方法/解決までのリソース等)はイメージがリリースされていますので、フィールドワークの前に提案を考えている会社さん毎にドラフトを作成しておき、フィールドワークのQ&Aで修正していく、という流れですと、提案書作成がスムーズに進められるかと思います。
ちなみに、フィールドワークは他の複業希望の方と知り合う機会でもありまして、どのような想いを持っているのか?どのような特技を持っているのか?など分かりますので、提案内容や自己分析のブラッシュアップなどにご活用するのが良いです。

フィールドワークから2~3週間後までに提案書を提出します。提出後は受け取った会社さんの方で内容を確認し、面談をしたい提案書に対して、順次、面談の調整が始まります

提案書を出してから1か月後位までに、会社の代表の方と、事務局との3者面談が行われます。提案書の内容をすり合わせながら、報酬や今後の進め方などを打ち合わせします。

面談が終わってから少し経つと正式な結果が来ます。その結果に基づき、複業が始まる場合は、企業の代表の方と事務局もしくは地域支援の方と3者面談を行い、具体的な業務委託契約書の段取りや、複業の進め方(いつから始める?どう始める?等)を決め、いよいよ企業の代表の方と複業が始まります

課題が明確な場合は、その課題解決までなので、3か月程度が複業活動期間になります。一つの課題が解決したら、次の課題に向けて再び契約を結び、複業を持続的に進めるパターンもあります。
また、課題が明確で無い場合は、1年程度の業務委託契約とし、週次のミーティングなどを重ねて、課題を解決していき、その後の進め方をすり合わせたうえで、さらに業務委託契約を結んで継続していくパターンなど、ケースbyケースでそれぞれ進んでいきます。

ポイント

最初は分からないことも多いと思いますので、エントリーから開始まで4か月程度と少し時間はかかりますが、プロセスがしっかりしており、サポート体制ができている複業支援系での取り組みがオススメです。(複業の魅力の一つは、新しい人と人とのつながりだと思います。地域の会社の方、支援の方、複業を希望する方などとつながりを築ける良い機会ですので、開始までの期間が少し長いことも楽しんで頂ければ幸いです)

一度一通りの経験してみると、自己分析や複業の流れが分かっていると思いますので、次からはフリーランス向けのサイトや複業のマッチングサイトで、相互理解なしで最初から提案書を出す、など行っていくのが良いかと思います。